2018.11

福博綜合印刷株式会社 様

インプレミアIS29で営業の可能性を広げ、将来に向けて時代に即した仕事を掘り起こす。

  • 水内 醇一
    代表取締役会長
    水内 醇一 氏
  • 原 健之
    代表取締役社長
    原 健之 氏
  • 福原 英二郎
    製造本部堅粕工場工場長
    福原 英二郎 氏
  • 浦 剛憲
    製造本部堅粕工場枚葉印刷課デジタル印刷係係長
    浦 剛憲 氏

デジタル印刷機の品質に懐疑的だった

福博綜合印刷㈱は、小ロットの仕事の増加に伴い、H-UV対応の菊全4色機と菊半4色機を2010年に導入するなど、多品種・小ロット・短納期への要望が高まる時代の変化に対応してきた。同2機に、油性四六全5色機を加えた3台の印刷機は、全て枚葉オフセット機だ。これまではデジタル印刷機に対して、懐疑的だったと水内会長は言う。
「現場や営業から、デジタル印刷機を導入してほしいという声が上がっていましたが、コストの問題に加えて、品質面で使い物にならないと思っていたため、却下していました」
それが一変し、インプレミアIS29(29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム)の導入を決めたのは、なぜだろうか。
「当社は今まで大ロットの仕事ばかりを受けていました。売り上げは上昇していましたが、競争が激しく単価を安くせざるを得ない状況がありました。一方で、小ロットものは、500枚でいくらと料金が決まるため、通し単価の競争にはなりません。しかし当社は、小ロットを印刷する機械を持っていなかったため、デジタル印刷機の導入の検討を始め、信頼できるKOMORIの最新鋭機、インプレミアIS29を採用すると決めました」
導入に際しては、KOMORIに13項目の改善を要求。「改善できたおかげで、日本で一番品質が良いと思っています」 と水内会長。実際にインプレミアIS29で印刷してみて、「圧が掛からず、オフセット印刷ほどグロスが出ませんが、濁りがなく色がきれいで、これほど良いものが刷れるのかと驚きました。最初に刷ったのはPR用のポスターで、濃淡のグラデーションがある絵柄のため、通常のオフセット印刷ではゴーストとローラー目が出てしまいます。なおかつ、小ロット多言語で全ての色調をそろえる必要がありましたが、インプレミアIS29は一発で刷れました。経時変化の心配もなく刷れて、増し刷りに対しても同じ色味で刷ることができます。こんな機械は他にはないと思いました」

インプレミアIS29は表裏見当の精度と色域の広さが魅力

製造本部堅粕工場の福原工場長は、導入したインプレミアIS29について 「まず他社より圧倒的に優れているのが、紙を爪で運ぶ機構による、表裏見当の精度の高さです。また、色域がオフセットより広いのも魅力です。CMYK4色で再現できる領域がはるかに広いと感じます」 と評価している。
現状、社内での使用は色校と小ロット、短納期の印刷。オペレーターとして、福原工場長は新人の満崎氏を就けた。
「満崎は輪転機希望で入ってきましたが、ローラー交換など体力面で難しい部分がありました。そこで、インプレミアIS29の導入時から担当に任命し、K-カラーシミュレーターを使って、色を管理する力を育てています。そこに、オフセット印刷の前工程のデータ処理経験者である浦係長を組ませ、仕上りの色調整をデータに戻るのか、現場の機械で修正するのか、判断できるようにしています」
運用を開始すると、仕事の回し方にも変化が出てきた。福原工場長は 「今、集配事業者は料金を値上げしたり、最終集荷時刻を前倒しにしたりしてきています。当社はH-UVを導入し、印刷から断裁までの時間は短縮しましたが、数量と丁付けがそろってから刷版を出力して印刷するため、集荷までのタイムリミットに間に合わないケースがありました。しかし、インプレミアIS29は、注文が入ると同時にスタートでき、当日17時の出荷に間に合う体制ができました」 と、導入効果を語る。

インプレミアIS29の導入によって仕事の幅を広げ、面白く仕事に取り組みたい

「オフセットの置き換えではなく、仕事を掘り起こすことにつなげたい」と水内会長は、インプレミアIS29を新規案件の獲得に活用していくつもりだ。
「当社は、IT分野でのビジュアルソリューションビジネスを手掛ける、メディアプロデュース部を立ち上げ、数年前から黒字化しています。同部の営業はITという分野にとらわれず、例えばお客様が展示会に出展したいと考えていたら、ブースの準備からユニフォームまで、あらゆる仕事を提案してきます」 と水内会長。インプレミアIS29の色調の広さや機動力の高さを生かせるかは、今後の営業活動にかかっていると言う。
「インプレミアIS29は、紙を選ばないし、プリコートもいらないので、いろいろな用紙に印刷できます。小規模な店舗の販促物など、制作会社の取り組みに参加して、新たな可能性に協力するのも面白いと思っています。私は、営業時代が楽しかった。自分で何でもできるわけですから。社員には、インプレミアIS29の能力を最大に生かし、仕事の面白みにつなげていってもらえたらと期待しています」
今回の導入を契機に、福博綜合印刷は営業の可能性を大きく広げている。

インプレミアIS29

福博綜合印刷株式会社

本社 : 福岡県福岡市博多区堅粕3-16-36
TEL :092-451-2989

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