2013.09

株式会社ひらり 様

Impremia C70と
K-ColorSimulator(カラーマッチングソフト)の導入。
カラーマネジメントのデジタル印刷で将来への自信を追求。

  • 木下 一世
    代表取締役社長
    木下 一世 氏

デジタル印刷にカラーマネジメントのKCSは不可欠

㈱ひらりは、アナログの製版専業の会社としてスタートしているが、現在はオフセット印刷に加えてデジタル印刷を手掛ける印刷会社に成長している。
「地方都市はどうしても小ロットのものが多いため、効率をより高めなければなりません。そして、利益を上げるためには効率的な設備が必要です」と語る木下社長は、本年3月にデジタル印刷機Impremia C70を導入している。
C70を選んだ理由を伺うと、「今までと明らかに違うところは、カラーマッチングが出来るか出来ないかです。カラーマッチングという見地に立った時に、KOMORIを選択するしかないわけです」と断言するように、カラーマッチングを実現するK-ColorSimulator(K-カラーシミュレーター、以下KCSで表記)を不可欠のソフトとして導入している。

K-ColorSimulatorセッティング画面

K-ColorSimulatorセッティング画面

オフセット印刷と遜色のないデジタル印刷

「当社では、PODやオンデマンド印刷と言わないで、“デジタル印刷”と言っています」と語る木下社長は、印刷会社としてのデジタル印刷にこだわりを持っている。
木下社長は、「C70の出力見本を見てオフセットと遜色のない発色に正直びっくりしました。他メーカーでもいい色で出力することはできます。でもオフセットの色と比べると、『これはPODですから』とか『オンデマンドですから』という言い方をよくされます。しかし、私は納得できませんでした。印刷会社として商売しているからには、印刷から目をそらして『それはそれ、これはこれ』という区切りをつけることはできません。印刷機による印刷がベースにあって、オフセットの色と遜色のない近似値でデジタル印刷ができるかが、私たちには重要なのです。
KCSがあるのとないのとではまったく別物です。なければ今までのPODと同じなのです。でもKCSがあることによって“デジタル印刷機”に変わります。これが大きく違うところだと思います。C70とKCSの組み合せは、私たちが使ってみたいプロユースのシステムです」と語る。

自分たちですぐにカラーテーブルが作り直せる

木下社長に、あらためてKCSのメリットについて伺った。
「従来のCMSソフトでは、カラーテーブルを作り直すのにかなりの時間と費用がかかっていました。だからいつでも時間や費用をかけずにやれるKCSは、とても便利で武器になっています。『厳しい色の仕事だから色のチェックからやろう』という時に、KCSがあれば印刷機側でチャートを刷ってカラーテーブルをすぐに作り直すことができます。また、主な紙のテーブルを作っておけば大体の紙に合致しますし、さらに本紙でチャートを刷って合わせ込みを行うことによって、より私たちの意識レベルに近づいたものをお客様に提案することができます。例えば上質紙の場合、旧来のPODではテカリが出たり奇麗に出てしまいますが、KCSを搭載したことによってオフセットの沈み感を再現できます。しかも自分たちですぐに調整できることが非常に大きいですね」と語る。

色や表裏の見当がきちんと合う正確さ

小林課長にC70+KCSによるデジタル印刷ついて伺った。
「紙による色の出方の細やかな調整が自分たちでできるのが、一番の魅力ですね。オフセットでは上質には上質、マットにはマットの特有の色調や発色がありますが、限りなく近い色合わせがデジタル印刷で実現できます。
実は、導入前は早い、安いというコピー機の延長のイメージでしたので、KCSというものが正直なところ理解できていませんでした。実際に、KOMORIの説明を聞いて、出力見本を見ると、オフセットと遜色ないのに正直驚きました。
それで導入することになったのです」と語られた。

KCS搭載のImpremia C70

KCS搭載のImpremia C70

新たな営業ができる素材や商材を研究

「今までのオフセット印刷の売り方ではなく、デジタル印刷には新しい売り方、営業の仕方が必要」と語る木下社長に、デジタル印刷の営業の仕方について伺った。
「デジタル印刷=オフセット印刷、それが私たちの基本スタンスです。どちらか見分けがつかないクオリティでお客様に提案しています。
例えば、お客様からプレゼン用として、印刷機で校正を刷ってA4中綴じのパンフを10冊作って欲しいという話がありました。当社は本機の色校正としてもC70を使っており、日常的にデザイン制作段階から本紙レベルでの校正をやっています。そこでお客様に新しい方法として、本紙を使ってC70で作成する提案を行いました。そして、お客様には『OKになればそのまま印刷機で刷れます。あらためて校正を出す必要もなくなりますし、お客様にとって納期短縮や費用削減にもつながります』というお話をしています。
また、成形状態のフィルムに出力すれば、そのまま1枚からでも商品になります。今までは量産したものを売っていましたが、1枚作って1枚売ることは直に相手の顔も見ることができます。それが次の商売や通常の印刷の仕事にもつながっていくのではないかと期待しています。このように今までと違った売り方、営業の仕方を多様に模索しながら、新たな素材や商材を研究しているところです」と語られた。

直接のお客様を増やすための武器になる

木下社長に今後の展開について伺った。
「デジタル印刷は、印刷会社の心強い味方になります。直接のお客様を増やすための武器にもなります。ですから、印刷会社においてはKCSを1台でも導入すべきだと思います。カラーマネジメントを行って、色の統一性を絶えず図っておくことによって印刷会社としての生業を継続していけますし、これからも紙を扱っていけるという自信にもつながります。私たちは紙を主体にものごとを考えていますので、これは“紙(神)様”を味方につけているということになります。営業的、現場的なノウハウの積み重ねが、これからの自信につながります」と語る木下社長は、加速度が増すデジタル印刷の時代を見据えて、将来への自信を追求している。

㈱ひらり 社屋

㈱ひらり 社屋

株式会社ひらり

本社:北海道札幌市北区新川1条4-1-1
TEL:011-763-0088

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