2014.03

井手印刷株式会社 様

Impremia C70で新規ビジネスへの取組み。
まず地元密着型でフォトブックを展開。

  • 井手 幸男
    代表取締役
    井手 幸男 氏
  • 井手 敏泰
    専務
    井手 敏泰 氏
  • 田中 昭道
    統括部長
    田中 昭道 氏
  • 石倉 英樹
    システム管理課長
    石倉 英樹 氏

若い世代にビジネス開拓を任せるために導入

井手印刷㈱は、「顧客を大切にし、付加価値サービスを提供する。顧客ニーズにスピードをもって対応する」を経営方針に掲げ、地域とともに成長することを目指している。創業時から地元銀行の帳票類を取り扱うなど、幅広い印刷物に対応できる社内一貫生産体制を整えている。
井手社長は、大学3年生の頃から父である創業者の下で、印刷機の操作や営業活動などに携わっている。「活版・営業・オフセットを苦労しながら体験したことは、私にとって大きな財産であり、どのような設備に切替えていけばいいのかを正確に判断できるようになりました」と井手社長は語る。
そんな井手社長が、新たな戦略機としてデジタル印刷機Impremia C70を導入。その導入理由について伺った。
「既設のPODとImpremiaの違いは、印刷現場から見たオンデマンド印刷機であるかどうか。機械の能力、品質、そして柔軟な対応力の面でImpremiaは勝っています。それにKOMORIの常に迅速丁寧な対応にも信頼感がもてました。
多くの他メーカー機も見学しましたが、社員全員の意見がImpremiaで一致しました。お客様にとっては他にない付加価値を提供でき、当社にとっては新たな販促活動ができる設備であることが、Impremiaを選択した理由です。」
Impremiaの活用について伺うと、「次代を担う若い世代が新たな感覚・発想で考え、ビジネスを開拓してもらいたい。新規ビジネスにチャレンジすることが、当社を支えていく若い世代の役目だと考えています」と笑顔で語られた。

新規ビジネス「思い出コレクション」の展開

導入後、新規ビジネス開拓の重責を担う井手専務は、ONPRESSに掲載された“新たにフォトブック事業をスタート”というImpremia導入会社の記事を見て、「フォトブックへの取組みこそが、当社がチャレンジするビジネスだ」と直感したという。そして導入1 ヵ月後には、折り機やラミネーターなどの加工設備一式をKOMORIのアドバイスで整えている。
「当社では、フォトブックという呼び方はしないで、『思い出コレクション』という名称にしています」と語る井手専務に、その新規ビジネスへの想いを伺った。
作品集で残す:「フォトブックと言うと“写真をアルバムにする”といったイメージになってしまいます。これまでの受注実績の中で一番喜んでいただいているのは作品集です。特に子供の作品集は一番の思い出になります。『思い出コレクション』には写真だけでなく“作品もきちんと残せます”という当社の想いを込めています。『子どもの絵や工作をデジタルカメラで撮影してもらい、それを作品集として残しましょう』と提案しています。」
対面形式で作成:「思い出コレクションの作成は、対面形式による打ち合わせにより、お客様の要望を直接聞いて作業を進めています。打ち合わせを重ねていくとお客様の要望も大きくふくらみます。そうすることで予想以上の作品となり、お客様に喜んでいただいています。」
写真のまとめ:「アンケート調査を実施しましたが、8割以上の方が“写真データの整理ができていない”と回答しています。デジタル写真は好きなだけ撮ることができ膨大な量となります。どこにデータを保存したのか分らないという方も多く、思い出コレクションに対するニーズは高まっています。発注していただいた方からは、品質を含めサービス全体に高い評価を得ています。」
地域のお役に立つ:「フォトブックはWebを活用した事業展開が主流となっていますが、先ずは和歌山の市場の中で地域のお役に立てる新たなサービスとして展開し、地盤を固めていきます。『思い出コレクションといえば井手印刷』と言われるようにPR活動にも力を入れていきます。」

Impremia C70

Impremia C70

お客様に満足していただける品質で受注増加

Impremiaの導入からまだ1年を経過していないが、井手専務に導入成果について伺うと、「当地は多品種・小ロット物件が多いため、Impremiaによる価格負担の軽減も多くのお客様からご評価をいただいています」と語られた。
現場の皆様に導入メリットを伺った。
田中部長:「受注品目も増加傾向にあります。オフセット印刷に近い品質と表現力、特殊紙への対応性などが受注印刷物の種類拡充につながっています。仕事が増えて、3人のオペレータで機械を取り合っている状態です。」
桑原部長:「品質に関しては、イメージしていたものがそのまま出力されます。以前はオフセット印刷で刷ったものをPODに切替える時には相当なプレッシャーでしたが、今はお客様に満足していただける品質で提供しています。」
石倉課長:「紙厚や種類によって細かな設定ができ、大型パネルで操作しやすくなっています。今までに約20種の用紙を使いましたが、印刷品質にも稼働状況にも満足しています。」
南担当:「作りたかったけど、どう作ればいいのか分らない、という方が多いですね。できるだけ思い出のつまった作品集を提供するために、メッセージを入れるなど細かな提案をしています。作品集を見ると、とても喜んでくださいます。」

提案力でお客様に喜んでもらえる仕事に取組む

最後に、井手社長に今後の方針について伺った。
「思い出コレクションのフォトブック事業については、これからの当社の主力業務として育てていく方針です。若い社員に任せていますが、Impremiaはフォトブック以外にも様々な活用ができるものと期待しています。競争の時代だからこそ、価格を安くする営業展開ではなく、提案力でお客様に喜んでもらえる仕事に今後も取組んでいきます。
お客様の付加価値を高めるために、そして井手印刷にふさわしい販促活動が行えるようにするために、新たな設備を導入していくことが当社の基本方針です。Impremia C70の導入にあたっても、将来的にはカラーマッチングが行える4色オフセット印刷機を導入したいとの想いから決断しました。2年後に70周年を迎えますが、『70周年に向かって大きくステップアップ』を目標に、大きな設備導入ができればと考えています」と語る井手社長は、地元・和歌山の人々とともに喜びを分かち合える企業づくりを目指している。

井手印刷㈱ 本社・工場

井手印刷㈱ 本社・工場

井手印刷株式会社

本社・工場:和歌山県和歌山市北坂ノ上丁66番地
TEL:073-423-8265

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