2018.11

株式会社井上総合印刷 様

H -UV搭載リスロンGX40RPの導入により顧客の課題を解決し、感動をも生む企業づくりにさらに邁進。

  • 井上 加容子
    代表取締役社長
    井上 加容子 氏
  • 横田 浩一
    生産部第2印刷課課長
    横田 浩一 氏

単なる地域貢献ではなくCSVへの取り組みを開始

地域の総合印刷会社として成長してきた㈱井上総合印刷は、地元に根差した企業を目指し、地域貢献を視野に入れた経営を行っている。同社のCSR活動は高く評価されており、創業40周年記念事業として開始した地域情報季刊誌 「しもつけの心」 の発行をきっかけに、宇都宮まちづくり貢献企業に認定された。現在はさらに発展させ、CSV(共通価値の創造)活動に取り組んでいる。「地域貢献を推進することでビジネスが生まれれば、継続・発展につながります」 と語る井上社長は昨年、市内にカフェをオープンさせた。
「宇都宮市は、街なかの空洞化という課題を抱えています。街の活性化に貢献する方法を考え、商店街の中心にある40年ほど使われていなかったビルの1階と2階を改装し、カフェ&レンタルスペースを開きました。仲間が集まったり、花や料理の教室、イベントが開かれたり、企業の方が打ち合わせに使ったりと、人と情報が気軽に集まる場所にしました」と井上社長。本業の印刷でも地域への貢献を考え、お客様の課題解決に応えてきた。その一つが2013年のリスロンA37(A全判4色機)の導入から開始したH – UVへの取り組みだ。
「独自性が求められる中、より高い品質や特殊紙を使う仕事が増えると予想し、H-UVを導入しました。これまでのドライダウンや裏写り、コスレ、汚れなど多くのトラブルも解消されました。クリアファイルへの印刷もやってみたら、活用されるお客様が増え、高い評価をいただきました。印刷の立ち合いに来られたお客様にも 『早いね』『きれいだね』 と紙面を触って感動していただきましたが、もっと速くていいものを作るにはどうしたらいいのか考え、両面機であるH-UV搭載リスロンGX40RP(菊全判両面8色オフセット枚葉印刷機)の導入を決めました」

リスロンGX40RPは全ての面で安定性が高い

H-UVの使用感について、生産部の横田課長は 「H-UVは乾燥というより硬化」 と表現する。
「従来は光沢を出す目的ではなく、キズやコスレを目立たなくするためにPP加工を施していましたが、H -UVはコスレに強く、PP加工が必要ない案件が増えました。後加工にも良い効果が出ています。また、品質を特に重視するお客様の案件は、自然とH -UV機へと移行しています」 と評価、お客様の感触も良いと話す。さらに 「リスロンGX40RPを一言でいうとストレスがない機械です。フィーダーストップがほとんどなく、印刷の濃度の安定感も抜群。PQA- Sの搭載で刷り始めから終わりまで色を維持できます。版交換はA -APCだから8版で1分20秒ほどと速い。刷り出しは今のところ50枚でスタートでき、全ての面で安定性が高いです。片面機から両面機になることで能率的には2・5倍の感覚があります」 と、現場の変化を実感している。

K – サプライインキとKP-コネクトも同時採用

今回、同時にK -サプライインキ「KG – 911」 も採用した。横田課長は 「さまざまなメーカーのインキをテストしました。水と油の関係性の具合がちょうど良く、色を調整する時にキーレスポンスもすごく良い」 と、使い勝手が良いとの感想。インキメーカーとの違いについて、「KOMORIは機械メーカーとして、インキ単体ではなく、機械とインキの両面から改善につなげていってくれる」 と評価する。
KP – コネクトの採用について井上社長は 「本社と離れた場所に工場と製本センターがあるため、印刷の状況が見えませんでした。その都度、電話で確認しなければならない状況でしたので、KP – コネクトは絶対に使えると思っていました」 と言う。実際に導入したところ 「パソコンやモバイルを使って、どこからでもリアルタイムで、刷版側は進行状況を確認して対応でき、経営側は稼働状況を把握できます。経営と現場が一緒に 『これだけ稼働率が上がった』 と目で見て共有できるので、社内全体のモチベーションアップにもつながっています」。
現場はKP -コネクトをどう評価しているのか。横田課長は 「KP-コネクトで見えるデータは機械のデータではあるが、それは人の動きそのものだと思っています。KP -コネクトは計測する手間をかけることなく、試し刷り枚数や時間などのデータが細かに残るので、その画面を見ながらオペレーターと一緒に取り組んでいけます」 と、現場の取り組み方や働き方にも変化をもたらしているようだ。

右:「KP-コネクトで、稼働率だけでなく、働き方の改善を目標とし、ジョブ内の停止時間や準備時間をよく見ています」と横田課長。 左:「インキメーカーではないインキを使うことは、当初は不安でしたが、相談に細かく対応してくれ、今では安心しています」と現場からの声。

印刷を通して体験を提供お客様に感動を与える

「自分たち、お客様、地域の誰にとっても 『いい会社にしたい』 とみんなで話しながらがんばっています。まだ始まったばかりでゴールは遠いですが、努力していきたいです」 と語る井上社長。
「現在はH – UVの速乾性を生かし、刷るタイミングをお客様に伝え、積極的に刷るのを見ていただいています。デザイナーや自費出版の方は、自分の作品が刷られていくのを見て、感動し、笑顔になって帰っていかれます」
井上総合印刷が作っているのは、地域やお客様への感動なのだ。

62台(約1000ページの書籍1200部)を1台約10分、2日でこなしたリスロンGX40RP

株式会社井上総合印刷

本社: 栃木県宇都宮市岩曽町1355
平出工場 :栃木県宇都宮市平出工業団地29-5
TEL:028-661-4723

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