2015.06

サンメッセ株式会社 様

印刷生産機として
デジタル印刷機Impremia C80、1250を計4台導入。
フル稼働で短納期・粗利向上を実現。

  • 田中 義一
    代表取締役社長
    田中 義一 氏
  • 伊東 覚
    取締役執行役員製造本部長
    伊東 覚 氏
  • 髙橋 肇
    本社工場印刷課課長
    髙橋 肇 氏
  • 和田 義人
    印刷課デジタル印刷係チーフ
    和田 義人 氏

印刷機をデジタル印刷機へ、業態改革を目指す

サンメッセ㈱は、「常にお客様を第一に考え、人・物・情報を集積・発信し、印刷を核に持続的に発展し、社会に貢献していく」を経営理念に掲げ、商業印刷を中心に出版印刷や包装印刷、フォーム印刷を展開している。同社はオフ輪・A倍・四六全・菊全・四六半裁・菊半裁・菊四などの印刷機とPODを有し、ダイナミックな仕事から小さな仕事まで、お客様にご満足いただけるサービスを追求しながら進化し続けている。
田中社長は、「地方の印刷会社ですから、ワンストップソリューションであらゆる印刷に対応でき、地域に愛される会社でありたいというのが基本にあります。以前は総合印刷と言っていた時代もありましたが、今はお客様に喜ばれるような分野にたけたスペシャリスト軍団として、お客様にソリューションを提供していく形が理想だと思っています」と語る。
そして本年、「創業80周年、進化の年」をテーマに掲げ、デジタル印刷対応のビジネス展開にも力を注いでいる。10年以上前からPODを導入している同社は、小ロット・多品種の仕事にシフトしていく市場を見据え、さらなるデジタル印刷の活用を検討していたという。
「小さなロット、それにバリアブルやナンバリングのワントゥワンのニーズが主流になってくると、オフセットで刷るわけにはいかなくなる。デジタル印刷で作った方が手軽に早く安くできる。これからはオフセットではできないこともやっていこう」と決断した田中社長は、2年間でImpremiaC80とモノクロのImpremia 1250を各2台導入している。しかも、Impremiaへの移行により、この1年半の間に菊四裁の4色機と2色機を1台ずつ廃棄し、現有の菊四裁4色機は2交代から1交代になっているという。
田中社長は、「単なる置き換えだけでは意味がありません。在庫をなくす改革が必要でしたし、技術者でなくても誰もが操作できる機械に置き換えるのが目的でした。人財の有効活用やコスト効率を考えると、業態変革をしていかなければだめだと思います。同じことをやっていては利益なんて出ませんから、これからはデジタル印刷やIPS(情報処理サービス)の事業にも注力していきます」と笑顔で語る。

2台のImpremia C80

2台のImpremia C80

在庫の削減、社員の有効活用により粗利も向上

「誰にでもできるようにしたかった」と言う伊東本部長に、Impremiaの導入メリットや成果について伺った。
「従来のPODと違って、Impremia C80はUV対応リスロンS29(菊半裁寸延6色機)のデータにKCSで色を合わせると、後は誰でも操作できるのが一番のメリットです。いつでも同じものが刷れるので、操作はパート中心で社員を有効に活用でき、在庫は以前の10分の1ほどになっています。毎日がフル稼働です。色についてはImpremiaの校正でクライアントのOKをいただけるようにしています。 Impremiaで刷るかオフセットで刷るかは、どちらで刷ったか分からないほどですから、基準を作って機械を使い分けています。A4の2丁付けの場合であれば、(部数×ページ数÷2)の計算で2万枚以下はImpremiaで刷るようにしています。納期も短く粗利も良くなりました。今後はオフセット印刷ではできないことをどんどん展開していきます。さらに、前工程から後工程まで完結した工程管理を行い、また、菊四裁機の廃棄だけにとどまらず、菊半裁の仕事もデジタル印刷か菊全で置き換える形にしたいと思っています。」
印刷機との置き換えによるImpremiaの導入は、同社に大きな成果をもたらしているようだ。サンプル作りや校正刷り、少部数印刷にとどまらず、デジタル印刷機を本格的な印刷生産機として位置付けている。
なお、IPS事業はデータやビジネスフォームの特別な知識が必要なので独立部門にしているという。

菊四のカラー印刷の6~7割がデジタル印刷へ

髙橋課長にImpremia C80の稼働状況を伺った。
「オフセットを担当していたので、デジタル印刷機に対する抵抗感がありました。しかし、KCSのカラーマネジメントをテストすると納得のできる製品レベルに上がり、自信が持てました。また、乾燥によるジャムや排紙トラブルなど不良率を解消するため、加湿できる作業環境を確保しています。私の方で元データを作っていますが、品質に関しては品質管理担当者とダブルチェックしています。色の補正を行うことはほとんどありません。今では菊四のカラー印刷の6~ 7割、特色では8割がデジタル印刷です。耐水紙やユポなど合成紙はやむを得ずオフを回していますが、できるだけImpremia C80の量を増やしていきたいと思っています。取扱説明書への対応で導入したImpremia 1250は、当初は静電気でジャムや綴じの不良が生じましたが、KOMORIの対応により自信が持てる製品レベルになっています。」
引き続き、和田チーフにImpremiaの使い勝手を伺った。
「初めて出力したときは感動しました。常に同じ色が出せるのは画期的ですね。乾きにくい紙でも、短納期のものでも、普通に印刷できますし、製本もラインでできるのは素晴らしい。デザイン部門からデータをもらって出力していますが、仕事は予定通り毎日こなせています。」
Impremia 4台、他社製3台を社員3名・パート3名で運用している。今後は後加工機を充実させることと出荷業務も行うことで、デジタル印刷係内での一貫生産工場にしたいと髙橋課長は語る。

総合力と小回りを活かして新規事業の拡充へ

「お客様と共に伸びる地域ナンバーワンの会社にしたい」と言う田中社長に、今後のデジタル印刷について伺った。 「いろいろな新規商材の展開を考えていますが、営業力と連携をとれば利用価値はさらに上がっていきます。デジタル印刷は正確で短時間にでき、コストもロスも少ないから、お客様に喜ばれるのが一番いい点ですね。当社には総合力があり小回りが利きますから、新たな事業もまだまだ展開できます。Impremiaでもっと小回りを利かせれば、お客様のニーズはいくらでもあると思っています」と語る田中社長は、2020年に200億円を目指すビジョンを胸に秘めているという。

サンメッセ㈱ 本社・工場

サンメッセ㈱ 本社・工場

サンメッセ株式会社

本社・工場:岐阜県大垣市久瀬川町7-5-1
TEL:0584-81-9111

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