2014.06

宝印刷株式会社 様

ディスクロージャーのパイオニア。
Impremiaシリーズ8台で少部数の生産効率向上を目指す。

  • 堆 誠一郎
    代表取締役
    堆 誠一郎 氏
  • 小野 忠朝
    執行役員生産管理部長兼印刷部浮間工場長
    小野 忠朝 氏
  • 大野 昌洋
    印刷部浮間工場デジタル課長
    大野 昌洋 氏
  • 鈴木 厚志
    印刷部浮間工場デジタル課主任
    鈴木 厚志 氏

小ロットで済む株主数の少ない上場企業が増加

宝印刷㈱は、「ディスクロージャーのパイオニアとして、お客様に感動していただける最善のサービスを提供し、社業の発展に努め、情報化社会に貢献する」ことを社訓に、お客様や株主など同社のステークホルダーに対する企業価値向上を経営の基本方針としている。同社は、お客様(上場企業や上場予定企業)のディスクロージャー関連書類(有価証券報告書、株主総会招集通知、CSR報告書、上場のための申請書類など)の作成準備から電子データ及び印刷物の作成までの支援サービスを専門とする情報加工会社としてお客様の信頼を得ている。
「ディスクロージャーやIRの付加価値が上がってきました」と語る堆社長は、「金融商品取引法や会社法の改正により情報開示する内容がより詳細になってきました。さらに、情報開示は法律的にはインターネットで開示すればいいということになっており、印刷よりも電子化の流れになっています。しかし、印刷物を作らないでインターネットだけでやっている企業はありません。やはり見やすい印刷物を作って、株主様にきちんと見ていただくというのが慣例的な流れです。大筋は印刷物で見ていただき、詳しくはインターネットをご覧くださいというのが大きなトレンドです。当社は有価証券報告書を作成する支援ソフトを提供してお客様に使っていただいていますが、やはり最終的には印刷物を作られます」と語られた。
ディスクロージャーの印刷部数の傾向について伺うと、「昔は有価証券報告書をたくさん刷っていましたけれども、ディスクロージャーが電子化されて1社あたりの印刷物は減ってきています。株主数で見ると、大手企業などは従来よりも個人株主が増えていますので、株主総会関係の部数は増える傾向にあります。一方では小さな企業が上場できるようになって、株主が少ない企業も多くなってきており、少ない部数で済む上場企業も増加傾向にあります」と、印刷部数の二極化が進みつつあると語られた。

品質が良く、使い勝手の良いImpremiaシリーズ

「小さい部数はオフセットではセッティングにばかり時間かかりますから、生産効率を上げるために最新のオンデマンド機への更新を決めました。他メーカーのテスト印刷も行いましたが、最終的に仕上りの評価でKOMORIのデジタル印刷機Impremiaを導入しました」と堆社長は語る。 一昨年12月から昨年1月の間に、従来のモノクロ7台を更新し、モノクロのImpremia 1250を6台、カラーのImpremia C70、C80を各1台の計8台、そしてCMSソフトKCS(K-ColorSimulator)を導入している。 新たなImpremiaシリーズの使い勝手について伺った。
「薄い用紙でも使えるため、作業領域が広がったことが一番ですね。しかもオフセットと同じ紙が使えて、データで中身の差し替えもしやすいので、非常に使い勝手が良い。また、CSR報告書やB to B企業の会社案内など部数の少ないカラーも増えていますので、そういう時にはカラーのデジタル印刷機でやったほうが早い。品質的に限りなくオフセットに近づいていますし、お客様にも非常に満足していただいています」と堆社長は語られた。
なお、浮間工場では、KOMORIのオフセット機が稼動している。

8台のImpremiaシリーズ

8台のImpremiaシリーズ

本紙校正の内製化など、多様な内製化を推進

印刷部門を担う浮間工場の工場長とデジタル課の担当者にImpremiaの導入メリットについて伺った。
小野工場長:「デジタルとオフセットは部数やページ数で区分けし、Impremiaはモノクロ2,000部、カラー1,500部までを基準にしています。招集通知は昨年平均で44ページでしたが、データが来ればすぐに刷れるメリットは大きいですね。モノクロ機の用紙の範囲が広がりましたので、中綴じ物がずいぶん増加しています。“何でも取り込む”ようにしていますので、昨年よりも忙しくなってくると思います。」
大野課長:「モノクロ機は文字品質が良く、用紙のカールを抑えるデカール機構がついているので高品質に仕上がります。繁忙期は月間カウンターが1,000万カウントほどになりますが、機械が高精度で重送や曲がり検知などの検知装置を搭載しているので、品質の安定した良い製品ができます。カラー機はKCSでオフセットとのマッチングもスムーズです。紙の種類や厚さへの対応の幅が広く、様々なお客様ニーズの取り込みができます。」
Impremiaによる内製化について以下を挙げられた。
○オフセット印刷に頼っていた薄紙の中綴じが内製化できるようになった
○お客様の要望が多い本紙校正が内製化できる
○C70、C80で外部委託していたカラー物が内製化できる
○封筒もC70で印刷可能なため内製化できている
鈴木主任:「品質が良い、ムラがない、紙詰まりや汚れが出ない、あらゆる面で進化している機械だと実感しています。カラーはオフセットの色が基本なので、KCSで頻繁に更新しながら運用しています。デジタル課で色校を出してお客様のチェックを受け、それをもとにオフセット印刷しています。色校とオフセットで出した色は本当に同じような色です。今後は、オフセットで10万部納品した後に200部だけ刷り増しする場合など、お客様も当社もWinWinになる理想的なImpremiaの活用方法を検討していきます。」

ディスクロージャー&IRのオンリーワン企業へ

最後に、堆社長に今後についてお聞きした。
「当社は、会社が上場する前からお手伝いして、上場後はディスクロージャーを通じた株主や投資家とのコミュニケーションをお手伝いする会社です。情報開示はどんどんシビアになっていますが、今後はまださほど根付いていない任意開示のIRに力を入れていきたいと思っています。また、ディスクロージャーの印刷物は簡素化されるのが大きな流れです。生産効率を上げていくために、今後はImpremiaの活用がもっともっと増えていくと思います」と語る堆社長は、“ディスクロージャー&IRのオンリーワン企業”を目指し、さらにお客様に信頼される会社に向かって歩み続けている。

宝印刷㈱ 本社

宝印刷㈱ 本社

宝印刷株式会社

本社・工場:東京都豊島区高田三丁目28-8
TEL:03-3971-3101

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