2019.07

新光印刷株式会社 様

KOMORIのH -UV機とK -サプライインキを導入。
時流をつかみ、競合より先に設備投資を推進する。

  • 上野 裕泰
    取締役
    上野 裕泰 氏
  • 上野 良範
    代表取締役社長
    上野 良範 氏
  • 川守田 聡
    印刷課機長
    川守田 聡 氏
  • 名久井 祐貴
    印刷課機長
    名久井 祐貴 氏

H-UV対応によって代理店から選ばれる会社に

「油性の頃から、顧客の要望にスピーディーに応えられることには高い市場価値があると考え、意識してきました」と語る、新光印刷㈱の上野取締役。その意識は設備投資にも色濃く表れており、2012年と2017年にH-UV機を相次いで導入している。背景には、上野社長の 「今後、より一層短納期への要望が高まる」 という時勢の読みもあった。実際にその読みは的中。上野社長は、H-UVの導入について次のように述べる。
「創業以来ずっと直需の仕事が主でしたが、H-UVを導入してから代理店との取引が増加しています。例えば、代理店から午後3時ごろに 『今日の夕方までに5万部刷れないか』 という相談をいただき、H-UVでそれに対応することで新たな案件へとつながっています。納期がだんだんと短くなっている中、印刷後すぐに加工できるH-UVでないと、対応できない案件がたくさんあります」
また、上野取締役は 「当社は、穿孔、断裁、折り、無線綴じ、中綴じなど、後加工も一通りそろえ、印刷機のオペレーターが仕事の状況に応じて後加工も担当しています。印刷から後加工までの仕事の速さは、特に代理店から高い評価を得ており、代理店は当社の短納期への対応力を売りにして営業に活用している節もあるようです」 とH-UV案件の受注増加を分析する。
上野社長は 「常々、設備の導入は、競合よりも少し先を行かなければならないと考えて投資してきました。その効果が、今現れているのだと思います。H-UV導入という決断が、業績に良い結果をもたらしています」 と話す。

K -サプライインキは少量で求める色を再現

新光印刷がH-UV機で使用しているインキは、K- サプライインキだ。KOMORIのH-UV機とK- サプライインキによって、印刷の仕上がりや業務には、どのような変化が生じているのか、お聞きした。
「ヤレが少なくなり、裏移りもなくなりました。また、油性時代は、仕事の速度を上げる目的でかなりの量のパウダーを使っていましたが、H-UVはパウダーを使わないので機械や工場内がきれいに保たれています。さらに、裏表の掛け合わせが簡単にできるようになったのも大きな変化です。PS版8枚必要だったものが、4枚で済むドン天印刷もできるようになり、版の使用量も減っています」
現場は、どのような変化を実感しているのか。リスロンS26P機長の名久井氏は 「返しをすぐに刷っても、裏移りしないのが一番助かっています。油性では、1日置いてから返して刷ったこともありました。当社では、オペレーター全員がチームワークで後工程もやっているのですが、スムーズに次の工程に移れることが、チームワークを取りやすくしています」 と、工場全体の生産性を高めていることにも言及した。
インキの使用量を挙げたのは、リスロンS32機長の川守田氏だ。
「H-UVは、同じ通し枚数でも紙にインキが染み込まない分、使用するインキ量は少なく済んでいます。絵柄によっては、半分から3分の2ほどに減らすことができているというのが実感です。K- サプライ以外のインキも使用してみましたが、同じ濃度にするためには、倍近くのインキを使用することもありました。また、ローラーがインキを練る音が気になったり、調量ローラーにもインキが絡んでしまったりすることもありましたが、K- サプライインキは、このような問題が発生することはほとんどありません」

H-UVの特性を生かした戦略でさらなる成長を

上野社長は、デザインの観点からも、「H-UVは優れています。色の沈みがなく発色がきれい。その発色を求めて、選挙などのポスターや名刺、はがき、パンフレットの注文が来ています」 と、高く評価。H-UVによる新たな事業展開にも積極的だ。
「H-UVは合成紙やプラスチック素材にも刷れます。実際にすでにプラスチック素材のしおりや、クリアファイルと同じ素材のB2ポスターやカレンダーも制作しました。従来にない原反で、ノベルティー用途などのさまざまな制作物にもチャレンジしていきたいと考えています」 と話す。
これらを実現するために、上野取締役は、デザイン部門の強化を進めることで、次のような展望を描いている。
「H – UVの特性を生かし、パッケージの案件の受注も増やしていきたい。そのためにデザイン部門の充実を図り、デザイン学校出身の人材を採用しています。文字組版系のデザイナーを含め、制作部署の人員は7人になりました。今後は、求められるニーズにスピード+デザインを武器にした 『提案型』でないと仕事が集まってこないでしょう。また、デザインが良いだけでなく、印刷物を最終的に見る人に、情報が効果的に伝わるようなものを手掛けていきます」

「H-UV導入当初は何も知らない状態でしたが、KOMORIのサービスやマシナリーに教えてもらい、今に至っています」と川守田機長。名久井機長も「連絡をとった時、すぐに対応してくれています」とサポートを評価する。

新光印刷株式会社

本社 : 青森県八戸市大字新井田鷹清水9-11
TEL : 0178-34-5331

トップへ戻る